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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第32章 ●逸る●


12月7日僕の誕生日。


恋と食事してから散歩した。


手を繋いでくれた。

だけど、泣きそうになってる。

僕、六眼だよ?

暗くてもわかるんだ。

可愛いな。

必死に我慢してる姿にグッとくる。

そんな事言ったら恋キレるだろうな。



家に着くと早くケーキが食べたいだって。

わがままな恋も好きだよ。



2人っきりで過ごす時間。

久しぶりだな。

キスしたくなっておねだりした。

でも嫌だって言われて、僕の事嫌い?って聞いたらうんって即答された。

凹むなぁ。


「それつけたところを写真に撮らせてよ。」

今日のために買っておいたんだ。

怒り出す恋。

「僕、お前じゃなきゃ勃たないんだよ。」

正直に打ち明けた。

「何言ってんの?気色悪い。」

「その言い方酷くない?」

「だって……こんなの買ってまで……」

「エッチな動画見てもぜんっぜんダメなんだよ。恋ちゃんのエッチな姿思い出したら勃つんだ。」

「じゃあ、それでいいじゃない。」

「もう、記憶が薄れてきてるんだよ。だから写真に残しておきたいの。」

「私、こんなのつけてた事ないけど。」

袋の中身を指に引っ掛け、クルクル回し始めた恋。

「前から着けさせてみたかったんだよね、セクシーランジェリー。」

そう、あのピンクの袋の中身は黒いレースのエッチなパンティ。

「これ、どうやって穿くの?」

「先に片っぽだけ結んでから穿けばいいよ。」

「さすが詳しいね。」

「ネットで見たんだよ。」

本当は前に浮気相手が似たようなの着けてたんだ。

「嘘つくな。」

恋には何でもお見通しだな。

「ごめん。」

「最悪。」

「もうしないから。ちょっと飲み過ぎだぞ?」

さっきからワインをグラスに注いではがぶ飲みしてる恋。

「飲まなきゃやってらんない。」

「酔ったらコレ着けてくれる?」

「写真はやめて。」

「わかった。しっかり目に焼きつけるよ。」

「向こう向いてて。」
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