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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第31章 涙する


「うん、食べて。」

「何を?」 

「ケーキ。」

「僕、恋ちゃんが食べたいなぁ。」

急に甘えモードになる悟。

「何言ってんの?酔った?」

「ううん、酔ってない。チューしたい。」

「私はしたくない。」

「下唇大丈夫?昨日噛んじゃったとこ。」

「もう痛くないよ。」

「確かめさせて。」

「どうやって?」

「下唇、ハムってする。」

そう言って口をパクパクさせる悟。

「それがチューでしょ?」

「違うよ、ハムってするだけだから。」

「ダメ。」

「僕のお誕生日なのに?」

「何もいらないって言ってたじゃん。」

「じゃあ、写真だけ撮らせてくんない?」

「写真?」

「うん。コレあげるから。」

ソファの後ろからピンク色の袋を出した悟。

「何?」

「それつけたところを写真に撮らせてよ。」

袋の封を切り、恐る恐る中を見る。

「なっ!何これ……何考えてるの!?バカなの?変態なの?」

「変態は酷い。」

「どこで買ったの?」

「ネット。」




グラスを取り、ワインを一気に喉へと流し込んだ。


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