• テキストサイズ

流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第24章 ●獲る●


「ハァッ、ハァ。」

腹式呼吸をしてる恋。

お腹が膨らんだり凹んだりしている。

名残惜しい体を離して後始末をし、再び恋の元へと戻った。


余韻に浸る彼女を胸に抱き寄せ、私も息を整える。



ついに、抱いてしまった。


この人はまだ、五条さんの恋人なのに。


昔、自分がされた事をしてしまった。


しかし、背徳感はない。


純粋にこの人が好きなだけ。


いつも影から見守った。


泣いていたら慰めてあげた。


いつでも彼女に寄り添えるよう、備えていた。


ただ、ひたすらに愛し続けてきた。


体制を横向きに変え、まどろむ彼女を見る。


髪を撫でて、額にキスを贈る。



そしたら、にっこり笑ってくれた。


「好きだ。」


独り言のように呟いた。




もう、夢の中のようだ。
/ 417ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp