第21章 ●焦がれる●
「行くよ。」
再び腰を動かす。
「アン、アァ。」
さっきより激しく。
「ああっ、イイよ、恋。」
さっきより締まる。
「アァン、イヤァ!」
「ちょっ、恋、そんなに、締めたら。」
「アァン、気持ちイイよぉ。」
恋が叫ぶたびに締まる。
「ああっ、恋、あんま締めんなっ、あぁっ。」
そんなに締めたら優しくできなくなっちゃうよ?
「だって気持ちイイんだもぉん!」
「僕もだよ、恋、イクよ。あぁっ!」
僕もイッてしまった。
もうちょっと我慢したかったのに。
「はぁ、はぁ、締めすぎ。」
「だって気持ち良かったんだもぉん。」
そう言ってほっぺを膨らませる。
もう、可愛い事するなよ。
ほっぺを押さえてやるとプフゥと息を吐いた。
「可愛いね、恋は。」
そう言ってキスした。
すると、恋は僕の首に腕を回してグッと引き寄せた。
可愛いやつ。
「ちょっと待ってね。」
イッた後の処理をしてから、改めてキス。
首筋に舌を這わせ、鎖骨を舌でなぞる。
そうしていると、恋が僕のモノを足で触った。
「恋ちゃん。」
思わずちゃん付けになる。
だっていやらしい目で僕を見るから。
足の指で上下にさする恋。
数往復しただけで元気になっちゃった。
そしたらさするのを止めた。
もっと、さすって。
「もっとして欲しい?」
意地悪な顔。
「イジメないでよ。」
最強、五条悟の名が泣くぜ。
だけど、今の僕は恋ちゃんのしもべ。
「フフッ、かぁわいい♡」
笑った顔もエロく見える。
ああ、お願いだから僕を愛して。
もっと、もっと愛して。
すると、ドンッと体を押されて仰向けになる。
僕に跨り、意地悪そうな目で見つめる。
「好きよ。」
「僕も好きだよ、恋ちゃん。」
「悟はどうして欲しいのぉ?」