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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第20章 憤る


「………ヤダ。」

「えー、どうして?」

「どうしても。」
 
「意地悪。」

「どっちが。」

久しぶりのこのやり取り。

「久しぶりだね、このやり取り。」

「うん。いつも悟が悪いんだけどね。」

「そうだね。僕のせいだね。」

「私、建人と浮気なんてしないよ。建人にだって失礼。」

「もう、疑ったりしないよ。」

「本当?」

「うん。」

「じゃあ、お願い聞いて。」

「いいよ、何?」

「温泉連れてって。超高級旅館泊まりたい。」

「いいよ、行こう。」

「やった!わーい!楽しみ。」

「じゃあ、いい事してくれる?」

「高級旅館でね。それまでしなぁい。」

「えー!?」

「だって悟、牛くさいもん。温泉入って清めてからね。」

「速攻で休みとか諸々調整して予約入れてくるから。」

そして悟はダッシュで部屋を出て行った。





「よし、焼けた!」

パンが焼き上がった。

シンプルにロールパンにした。


スマホを出して硝子にかける。

「硝子?出来たよ。」

「了解!じゃあ、七海とそっち行くね。」

「待ってるね。」


電話を切って今度は悟にかける。

「あっ、悟?パン焼けたよ。」

「わかった。もうちょっとしたら戻るから。」



しばらくして硝子と建人がやって来た。


「五条遅いね。どこ行ったの?」

「さあ?何やってんだか。さっ、食べよ!」

「いただきます。」


食べ始めて少ししたら、悟が戻ってきた。



「恋ちゃん!ここの1番高い部屋予約取れたよん。」

嬉しそうにスマホを見せる悟。

「うわっ、すごーい。ここの温泉行ってみたかったんだぁ。旅館も超高級じゃん。で、いつ?」

「ごめんね、人気だからずっと空いてなくて、1ヶ月後。」

「そう。よかった。」

「ぜんっぜんよくない。」

「ちょっと、アンタ達一体何の話してんの?」

硝子が聞いた。

「恋が温泉行きたいって言うから。」

「なるほど、罪滅ぼしですか。」

建人がボソッと言った。

「それはどうかな。まだわかんない。」

そう言って悟を見た。
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