第15章 ●落ちる●
「あぁ、恋、恋、好きだっ、あっあぁ。」
「ンフッ、アァッ、しゃとるぅ、だいしゅきぃ、アァ。」
しゃとるぅ、だいしゅきぃ、だって。
激しく腰を振る。
パンッパンッと肌のぶつかる音。
グチュグチュになっている接合部。
揺れるおっぱいが卑猥だ。
俺を大好きだと言った口を俺の口で塞ぐ。
「ンンッ、ンン。」
それでも喘ぎは止まらない。
「あぁ、いいよ。恋。気持ちいいっ!あぁっ、大好きだよ、恋。」
口を離して俺の気持ちを再び伝えた。
「アァンッ、しゃとるぅ、大、しゅきぃ、アァン、らめぇ、イッちゃいそぉ!」
「俺も、イクよ。イッていいよ!」
「アァッ、イクゥ、イク!」
2人同時にイッた。
その後、何度も恋をイかせ、俺もイッた。
キスマークもたくさんつけたし、つけられた。
一晩中、激しく愛し合った。
2人とも汗まみれになり、激しく乱れた。
やがて空が白み始めた頃、心地よい余韻に浸る愛しい女を腕に抱き、俺は去った親友の事を考えていた。
「恋、どう思う?」
「何を?」
「一人称の問題。俺は、俺だろ?それってやっぱ怖い?威圧してる感ある?」
「悟の場合は呼び方だけじゃなくって、全部が威圧感あるから。」
「全部?例えばどんなとこ?」
「まず、見た目。デカイし、グラサンだし、髪の毛白いし瞳は青いし。だから怖い。次に、話し方。基本上目線だよね?私にはそんな事ないから大丈夫だけど、建人とかにはすっごい上目線。それと、何が怖いってあの五条悟よ?怖いに決まってんじゃん。」
「何か、すごい言われよう。傷ついちゃったよ。」
あからさまにため息を吐く。
「ごめん。私はそんなあなたが好きよ。」
そう言ってキスしてくれた。
「あーあ、悔しいけどアイツの言う通りにしようかなぁ。」