第8章 中学生7
しばらく歩いていると見たことのある姿が
こちらの存在に気付き近付いてくる
八戒「タカちゃーーーん!」にこにこ!
手をぶんぶんふらわは回しながら走ってくる
三ツ谷「よお。」
「八戒くん!こんにちは!」
八戒「………」
こちらを見向きもしない
あー、可愛いなぁ…愛でたいなぁ…
そんな考えを読まれたのか、八戒はりこと距離わわとり
三ツ谷に耳打ちして話してる
「あ、私あっちで待ってるね?」
三ツ谷「わり。ちょっとまってて」
そう言って八戒くんに向き直す
三ツ谷「八戒〜。挨拶位はちゃんとしろ!
それは人としての常識だろ?」
八戒「おはなしできないんだもん…」
三ツ谷「『もん』ってなー…
挨拶も交わせなかったら、後々困るのはお前だぞ?」
八戒「分かってるよ…少しずつ、タカちゃんがいうなら頑張る…」
三ツ谷「おう!偉いぞーっ!!」
わしゃわしゃと八戒の頭を撫でる
八戒「もー、タカちゃんやめてよ」
そう言いながらも顔は嬉しそう
三ツ谷「そういや、何か用事があったんじゃないのか?」
八戒「そうなんだよ!
タカちゃん!惚れ薬って知ってる…?」
三ツ谷「惚れ薬?漫画とかで聞いたことはあるけど
そんなん架空のものだろ?」
八戒「俺もそう思ってたんだけどさ!
大寿があまりにも俺が女の人と喋らねえから
好きな人出来た時困るだろって言って
惚れ薬くれたんだ!
でも、俺今すぐに好きだの嫌いだのしてる
自分想像できないから
どうせならタカちゃんにたげようと思って!」
ニコニコ笑顔で八戒が差し出す
八戒「そのー…言いにくいんだけど
タカちゃん、あっちで待ってる人のこと好きなんだろ?
俺偶然聞いちゃったさ…
あの無敵のマイキーとかドラケンとか言う人も
あの人のこと狙ってるって…
タカちゃん、こんなかっけーから負けるわけないけど
何かいてもたってもいられなくなってさ
俺に手伝える事ないかなーと思ってたら
大寿がくれたんだ!!」
↓作者からのコメント
柴兄弟仲良しです
大寿はBD総長に変わりはありませんが
暴力は降りません。
勝手な設定です…
そして、まだ東卍結成前なので
八戒は直接的にマイキーなどとは接点ありません!
謎時空、なんでもありなので
宜しくお願いします…