第1章 出会い
結局私はマイキーのせいでゲームに負けた。
「私負けたのマイキーのせいじゃん!
マイキーも責任とってよー!」
そう。何を隠そう、ゲームに負けた人は
この極寒の中お菓子を買ってくるという罰ゲームがあったのだ
「えー俺寒いから外でたくねぇもん。」
「もー、ドラケンも何か言ってよ!
私マイキーのせいで負けたの目に見えてるじゃん!」
「まぁ、負けは負けだしな~」
「三ツ谷もマイキーに言ってよ!」
「まぁあまぁ、りこ落ち着けって。
俺も一緒に行ってやるから機嫌直せよ」
そういいながら頭をポンポンされる
あまり背も変わらない男の子から
頭ぽんぽんされて思わず赤面するりこ
そんな光景を見ていたマイキーとドラケンは少しむすっとした顔で
「「俺も買い出し行く」」
「え?」
「は?」
「お前らさっき駄々こねてただろーよ…」
三ツ谷はとっても呆れ顔
「だって、三ツ谷をりこが二人で行くなんてずりーじゃん」
と頬を膨らますマイキー
「最初にりこが助け求めてきたの俺だから
俺が付いていくって言ってんだよ」
と謎の理論語るドラケン
「じゃぁ、私と三ツ谷お留守番してるからマイキーとドラケン
二人で行ってきてよ」
「「それじゃ、意味ないだろ」」
二人して息合わせなくても、と思いながらも
一向に二人は引き下がらないので
結局4人で行くことに。