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ただ、イチャつきたいだけ

第1章 出会い


そこから私たちはもっと仲良くなった

小学生がする遊びといったらたかがしれてるけど
それでもずっとずっと楽しかった

でも、最近の悩みは…

「ねーーーーーー!
マイキー少しは離れてよ!
ゲーム負けちゃうじゃん!!」

そう、場所など関係なくマイキーの距離が近いこと!

今はマイキーの家でドラケンと三ツ谷と大乱闘中!

絶対負けらんない戦いがここにある!ってのに
マイキーは構わずくっついてくる。

「だってりこあったけーんだもん」

「寒いんだったら暖房強めりゃいいだろーよ」

と呆れ顔のドラケンと三ツ谷

こんなに仲良くなった異性の友達は初めてだからわかんないけど
こんな距離近いの?って戸惑うし
顔が赤くなってしまうから早く離れてほしいー!

「暖房つけたら乾燥すんじゃん。人肌がいーの!」

「あ?人肌がいいんだったらわざわざりこじゃなくていいえだろーが」

「ケンチンはわかってないな~
りこだからいいんだって
じゃあ、ケンチンは寒くて暖房もない状態で
俺とりこがいたらどっちにひっつく?」

「…りこだな」

「いやいや!まずお前らおかしいだろ
問題の趣旨間違ってるだろ
この部屋ちゃんと暖房ついてるだろ?」

「じゃあ、三ツ谷は南極にいて俺とりこいたらどっちにひっつく?」

「…りこだな」

「ほら!そうだろ?だから俺はりこにくっついてんの!」

「いやいや、南極で極寒ならみんなでくっついた方があったかいじゃん」

と突っ込みを入れても相手にされず
マイキー論に押された二人だった
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