第6章 中学生5
「うん♪ドラケンならこっちだと思った♪
レジ行ってくる!!」
スタスタ歩き出す私の手から
ドラケンはさっと服を取り
レジに出す
ドラケン「これで…」
そう言ってレジにお金を出す
「え?!ドラケン私お金あるから!
私のなのに出してもらえないって!!」
ドラケン「女が目の前で金出そうとしてんのに
男が出さないわけにいかないだろ?
ってのは建前で、俺が買った服を
俺の前で一番に着てほしいからだけだよ…///
だから、今日は俺に出させろ。なっ!」
照れてる…可愛い!きゅん
「ありがと…///」
外に出ると朝の曇り空がさらにどんより…
ドラケン「この後どうする?朝から雨降りそうだったけど
今にも降り出しそうな空になっちまったな…」
「そうだね〜…じゃあ、今日はもう解散しよっか!
付き合ってくれてありがとね♪じゃあねー!また明日!」
ドラケン「…送ってくから、まだ“じゃあね“じゃねえよ」
「いや、雨降り出しそうだしいいってば…『ザーーーーー』
いきなり言葉を遮るほどの大雨
ドラケン「来いっ!」
手を握られ屋根があるところに避難する
ドラケン「いきなり振り出しすぎだろ?!」
「そうだね…さすがにこの雨の中歩きは無理だね笑
止むの待つしかないかな〜…」
ドラケン「………………?!」
チラっとりこの方を見るドラケン
すると雨に濡れて下着が少し透けてしまったりこ
ドラケンは着ていた上着を脱いで
サッとりこに、かける
「寒くないからいいよ!ドラケンが風邪ひいちゃいから。
私案外風邪に強いの!だから大丈夫♪」
ドラケンの顔が近づいてきて耳元で
ドラケン「下着透けてんだよ…
俺が困るから着とけ」
「ん??」
下に目線を向けるとドラケンの言う通り
雨に濡れて透けてしまった下着
一気に顔が熱くなる
「お…お借りします…///」
ドラケンの上着をぎゅっと握りしめ前を締める
雨は強くなる一方
「ふふっ♪笑」
ドラケン「いきなりどうした?」
「ドラケンの服おっきいなーって
ほんとに同い年?年齢詐称してない?(笑)」
りこが着ると前を全て止めてしまえば
ワンピースみたいになる
ドラケン「しっかり同い年だよ(笑)」
「お洋服もドラケンの香りがして安心するー♪」
ドラケン「俺の香り?」