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ただ、イチャつきたいだけ

第4章 中学生3





マイキー「俺たちだよ」

場地「俺…たち?」

マイキー「ああ。俺、ケンチン、三ツ谷の3人で付けた」
また、マイキーは飄々とした態度でそんな事を言っちゃうの?!

場地「何?ドラケンも三ツ谷もりこのこと好きなの?ー

三ツ谷「まあ、もう本人には伝えてるし
隠しておく意味はないな。」

ドラケン「ああ。そうだな。俺らはりこを愛してる。
で、どいつを選ぶかりこは吟味してる最中。」

「待って!なんかその言い方語弊がある!!
吟味って私がなんかつまんでるみたいじゃん!」

ドラケン「ははっ(笑)わりぃ(笑)」
ドラケンの謝罪は絶対気持ちが入ってない!

三ツ谷「まー、成り行き?で3人ともキスマーク付けちまった…みたいな?」

場地「ふーーーーーーーーん…」

…?圭介なにか考えてる?

いきなり圭介に引き寄せられ
首に激しい痛みを感じて顔を歪める

「っつ!!!いっ…たい…!」

顔に圭介の髪の毛が当たる

「圭介…離れて…」噛まれてる…?

場地「…………。」

ようやく離れたそこには圭介の歯形がくっきり残ってる
鏡で見ると既に赤くなってる…

マイキー「おい。場地…りこになにしてんの?」
ゆらっと殺意を感じるようなオーラを出してる

場地「お前らだってりこにマーキングしたんだろ?
だから、俺もしただけのこと。」

三ツ谷「だからって噛む事ないだろ…?
りこの顔痛そうだったじゃん」

場地「俺はりこの痛そうな顔も好きだから。
どんな表情でも見てみてぇよ。例えば恐怖に歪んだ顔とかも♪」

「圭介…?どうしたの?いつもの圭介らしくないよ…?」

圭介は私の方をじっと見てる。そして
場地「俺今日は帰る。」

いきなりバックを持って帰り出す

思わず場地を追いかけて引き止める

「ねぇ!!圭介?ほんとにどうしたの?」

いつもの優しい表情の圭介に戻ってる
場地「わりぃ。りこ。俺今はあいつらと居られねぇ。
なんかイライラしちまってお前を傷つけた…」

そう言いながら先程つけた噛み跡に優しく触れる

まだ、じんじんする跡から指がすり抜け
少し苦しそうな表情で圭介は帰って行った。

「圭介?!」
呼んでも振り返ってくれない…




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