第4章 中学生3
「ねぇ、ドラケン。総長ってなに?」
ドラケン「りこ聞いてねぇ?
俺たちチームを作るんだよ。」
「チーム?」
ドラケン「いわゆる暴走族だな」
「暴走族の総長がマイキーなの?」
マイキー「なんか不満?」
「いや、私の前でのマイキーって甘えん坊って
イメージ強いから想像つかなくて…」
ドラケン「確かにな(笑)
でも、ケンカのときのマイキーはすげぇぞ」
マイキー「三ツ谷からりこに話いってねぇの?」
「私聞いてないよ?」
マイキー「三ツ谷手先器用だから特攻服と刺繍頼んだんだよ。
それを手芸部のりこも一緒に作ってくれたらなぁって」
「私が?!え、そんなの作れないよ…
まともに採寸すらしたことないのに…」
ドラケン「単純にりこが作ってくれたら、嬉しいんだよ。
俺もマイキーも三ツ谷も…もちろん、場地も嬉しいと思うぜ?」
「…じゃあ、私頑張っちゃおうかな♪
三ツ谷の足引っ張らないようにしないと!!」
マイキー「おっ、りこのやる気いいねー♪
楽しみにしてるからな!」
「名前は?」
すかさず…
マイキー「東京万次郎會!」
「ださっ!!(笑)」
ドラケン「おい、マイキー。それ却下しただろ?
“東京卍會“だ。
りこ、今にみとけよ。
俺たちぜってぇ大きくなるから。
場地が1人1人のために命張れるような
チームを作ろうって言ってくれたんだよ。」
「へぇー。圭介がねぇ…
ふふっ、なんかかっこいいね♪
なんか、暴走族って迷惑な人達って
イメージしかなかったけど
みんなのおかげでイメージ変わるかも!」
マイキー「暴走族、ちゃんと悪いやつらいるから
そこは勘違いすんなよ?」
「はーい!」
マイキー「後、なんかあったら俺らに言えよ?
チームには入れてやれねぇけど
りこは守るべき人の1人だから」
「うん!ありがとっ♪」