第3章 中学生 2
三「はい。どーぞ。誘っておいて簡単なものしかねぇけど。」
「ぜんっぜん!!!すっごくおいしそう!!
いただきまーす♪」
オムライスにサラダにスープ
短時間で人数分さっと作る三ツ谷は本当にすごい!!
マ「なぁ、三ツ谷…」
三「なんだよ」
マ「これオムライスだよな?」
三「うん」目を逸らす
マ「俺の卵のってねぇじゃん!!!これじゃチキンライスじゃん!」
三「お前らがいきなり来るからだろ?!
そんなに卵なかったんだから、我慢しろよ。」
マ「…」拗ねてやる
三「…」めんどくせぇ
「…マイキー。私の少しあげるよー。」
マ「いいの?!」キラキラ
「美味しいものは共有したほうがいいでしょ?♪」
マ「りこ、ありがとーーーーー!!」
そういうと、マイキーは席を立ち
私の後ろに回ってきて
後ろから伸びてきたマイキーの手にスプーンを握った
私の右手は掴まれる
そのまま、その手はスプーンでオムライスをすくい
マイキーの口へ運ばれる
マ「んーーーー♪ほんとうめぇ♪」
あまりの一瞬のことで止める暇がなかった
ド「おい!マイキー!そのスプーンはりこが使ってたやつだろ?!
自分のスプーンで食えや!!!」
マ「いえーい♪りこ間接キス〜♡!!」
ドラケンも三ツ谷もマイキーにイライラ
このままりこに無理矢理キスしてしまおうかと思うほど…
でも、2人は分かっている
無理矢理りこにキスしたところで
りこが自分の事を好きになってくれるわけがない事を…
ぐっと拳を握り怒りと焦りこらえてるところ
「あのー」
マ「ん?♪なーにー?」
「えっと…喜んでくれてるところ悪いけど
私まだスプーン使ってないよ?」
マ「え?!だって、りこのオムライス
ちょっと無くなってんだろ?!」
「あ、これマナとルナに一口ずつあーんしてあげたの。
同じものなのに子供のって何故か欲しがるよね!」
マ「うそだー」しゅん
ドラケンと三ツ谷は握っていた拳が
ガッツポーズに変わっていた