第3章 中学生 2
「次は私が三ツ谷を採寸するね!」
三「おう!任せた!」
採寸しながら、バランスいい身体してるよな〜と思う
「じゃあ、バスト測りたいから
メジャー通すために少し腕広げてくれる?」
三ツ谷が少し腕を広げてくれた
腕と体の隙間からメジャーを通すために
身体を近づけて、身体にメジャーを回す
「よっと。三ツ谷って小柄だと思ってたけど
しっかり男の子の身体だね。
私と全然違うもん。」
三「採寸しながらそんなこと考えてたのかよ」俺も考えてたけど
「ちゃんと筋肉もあるし、身体固いし……」
あれ、自分何言ってんだろ…!?
なんか、段々自分が恥ずかしくなってきた!!!
「ごめん!!やっぱ、今の忘れて!!
採寸中に失礼だよね?!」
三「んー…、これは忘れる事できねぇかも。」
「なんで?!忘れてよ〜!!
私恥ずかしいじゃん!!」
三「ははっ!だってさ、好きな女が俺の身体触って
男って認識できたんだろ?
こんな機会逃せるわけないだろ?」
少し意地悪そうに笑いながら問いかけてくる
三「これからは、もっと男って
思ってもらわないとな〜」
自分の軽率な発言に後悔しつつも
心臓の音が鳴り止まないりこ
真っ赤になりながら
「三ツ谷って少しのスキも逃さなそうだよね」
なんて、笑いながら言ってみる
三「当たり前だろ?一番先のりこと出会ったのは俺なのに
あいつらに取られてたまるかってんだよ。
俺には、マイキーやドラケンみたいな強さやカッコ良さはねぇから
隙を逃すわけにはいかねぇんだよ〜!」
先生「コラっ!!2人ともお喋りしないで
ちゃんと採寸しなさい!」
「「すみませーん…」」
実際三ツ谷が私のこと好きなんだって
言ってくれたとき、お世話好きの三ツ谷のことだから
妹みたいに思ってる好きだと思ってたけど
それは私の勘違いだったみたい…
私が三ツ谷にこんなドキドキする日が来るなんて…!!!
なんか、悔しいーーーーーっ!!!