第2章 中学生
「なんで二人がいるの?!」
マ「ケンチンがオスにならないか
ちゃんと見回りしてたんだよ」
ド「タイミングいいような、悪いような…」
まぁ、抱き着いてもらえたから
そこは待ってくれてたんだな
「いつからついてきてたの?」
マ「え、学校からだよ?」
三「マイキーが探偵になりきって尾行してたから
俺はそれに付き合ってただけで~」
マ「尾行はする気満々だったじゃん!
俺だけのせいにすんなよ!」
三「ちげーよ!
探偵ごっこがする気なかったんだって!
マイキー周りの視線感じてなかっただろ?
奇妙なものを見る目で見られてたぞ?!」
マ「誰にどう見られようが関係ねーもん」
あ、拗ねた。
多分三ツ谷にも探偵ごっこ乗ってほしかったんだろうなぁ。
「プリクラあと一枚みんなで撮ろうか」
マ「いいの?!♡」
「今更追い出すわけいかないでしょ?」
三「マイキーいいのか?
今は一応ドラケンとりこの時間だろ?
俺たちがデートできるとき邪魔されるかも
しんねーよ?」
マ「そんなことさせねぇから大丈夫!♡」
三「…」顔笑ってんのに目笑ってねぇよ
「はい、撮るよー!」
マ「俺りこの隣だから
背の順的にケンチンと三ツ谷後ろね」
ド「いや、せめて俺の時間なんだから
俺とりこが一番近くだろ!やんのか!」
「ちょっと、カウントダウン始まるって!!」
3,2,1…カシャッ
その瞬間ふわっと浮かんだ
浮かんだというより、ドラケンに抱っこされた
そのおかげで、私の顔はプリクラには入らず
結局私の首から下+3人のプリクラになった