第2章 中学生
「マイキー、約束して!!
クラスの子達に手を出さないで!」
「だって、俺が交渉してんのに
首振ってくれねーんだもん」
あ、これマイキー拗ねてる
「だからって、あんな無茶苦茶な事
しなくたっていいじゃない!
可哀想でしょ?!」
「俺がりこの隣じゃない方が
可哀想だろ?」
「いつも隣にいたんだからいいでしょ?」
「隣じゃないと、俺学校こない」
「え?」
「りこが隣じゃないと学校こない」
あーーーーーー、これ面倒なやつだ!!!
私じゃ手に負えないやつだこれ!!!
ちょっと、ドラケン呼ぼ「頑張れよー」
窓からこっち見ながらニヤニヤしてるドラケン
後で殴ってやる(無理だけど!)
「もう、マイキーわかったから
今度からは勝手な事しないように。分かった?!」
「はーい」
うっわ。
こんな心のこもってない返事
初めて聞いたかも
でも、マイキーが返事はしたから
それでよしとしよ…
↓その光景も教室の中から見てたモブたち
「おい、あれってあのマイキーか?!」
「多分…小学生で中学生のしたって噂の?」
「しかも、あのマイキーに説教してる女いるぞ」
「あの女に下手に手出したら俺ら殺されるぞ…」