第10章 中学生9
場地「……んで、りこはどうして泣いてたんだよ。
俺の貴重な授業時間削ったんだから聞かせろよ」
ドラ「そう言うのは聞かねぇ方がいいんじゃねーか?
後、授業を貴重だと思ってんなら
毎日真面目に学校来いよ。」
マイキー「俺は授業よりりこが大事っ!」
三ツ谷「いや、マイキーもそろそろ真面目に授業出た方がいいぞ?」
みんなのやり取りを聞いてると自然と笑顔になる
あー…私やっぱり、みんなが好きなんだって
実感できる…
「…あのね。嫌な夢をみたの…
みんなから嫌われる夢…私が誰も選ばないから
みんなが離れていく夢…
そんな夢見たもんだから、現実におこりそうで
不安になっちゃって…」
マイキー「りこはバカだなぁー…
例え、俺を選ばなかったとしても
俺は諦めねぇし、いつまでと俺の大切な人には変わんねぇーよ
まっ、俺を選ばない選択肢はないだろうけどな♡」
三ツ谷「そんな夢見たんなら不安になる気持ちもあるだろーけど、
俺たちもりこと同じ気持ちだと思うぞ?」
ドラ「たしかに、三ツ谷の言う通りかもな…
俺たちこそ、りこに選んで貰えねぇ不安が
ずっとあるもんな…
でも、りこと恋人になれなかったとしても
誰一人離れていかねーぞ?」
場地「俺は親戚だし、物理的にも精神的にも
ずっと近くにいるから安心しろ」
「…なんか安心したよ…
そこまで。言ってもらえて…
私今以上にみんなの事真剣に考える!」
ドラ「おーおー。その意気だ。」
場地「やーーっと元気でたな。」
三ツ谷「不安な時は言えよ。迷惑なんて1ミリも思わねぇ」
マイキー「りこのことは大事な仲間でもあるんだから」
ぐわぁっと胸が熱くなる
「うんっ!!私もみんな大好きっ♡」
マイ「え?俺の事大好きだって?♡
じゃあ、そこのベットで2人でゆっくりするかー♪」
ドラ「マイキー、いい加減にしろ
りこは一言も言ってねぇ」
場地「もー、これからは抜け駆けなしだぞ」
場地の言葉に一瞬表情を暗くする人が一人…
それは…三ツ谷
昨日の行為を思い出し、みんな一線ひいて
最後まではしていないのに自分はと言うと…
手をぎゅっと握る
言うべきではないのは分かる…
ぎゅっ