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ただ、イチャつきたいだけ

第10章 中学生9



学校に行く足取りが重い…

今朝のは嫌にリアルな夢だったなー…
本当に近々ありそうで怖い
夢でマイキーに言われた言葉が何度も頭をよぎる



ーーーーガラガラ
教室の扉を開ける

三ツ谷「…おっ!りこおはよ」

「おはよ」

三ツ谷「……………、なんか元気ねぇな
どうかしたか?あ…」

ぐっと、耳元に三ツ谷が近づいてきて

三ツ谷「昨日ので、身体がきついとかか?
本当にごめん…俺気が効かなくて…」こそこそ

「うんん。身体は何ともないよ!心配ありがと。」

三ツ谷「なんか、元気がねぇりこ見ると心配だな…大丈夫か?」

「そんかいつも元気かな?
今日嫌な夢ちょっと見ちゃってね…」

三ツ谷「後味悪い夢見ると朝から憂鬱だよな〜…
でも、夢は夢だろ?気にすんな。」

「そうだね。元気ないとみんなに心配かけちゃうしね」

三ツ谷「俺で良かったらいつでも相談乗るから。
頼ってきていいぞ!」
安心する笑顔を向けてくれ、頭をぽんぽんされる

「ーーーっ!そんな優しくされると……っうー…」

一気に涙腺が弱くなり涙が次から次へと溢れ出す

三ツ谷「え…、りこどうした?!本当に大丈夫か?」

マイ・ドラ「はよー………って、りこ、どうした?!」

場地「今日は間に合ったーーー………りこ?」

「うーーー涙が止まらないーーーっ」

その瞬間ふわっと安心する匂いに包まれる
みんなが私を囲んで抱きしめてくれてる

マイキー「りこ、大丈夫だよ。俺がいる」

ドラ「りこ、何があったか分かんねぇけど何も心配するな」

三ツ谷「りこー。いきなり泣くなよ…心臓止まるかと思ったぞ」

場地「りこ、ほら昔みたいに俺に掴まって泣いていいから…」

「そんな、優しくされると…余計に…」
涙がまだまた溢れ出す
教室から保健室に移動し気が済むまで泣いた

その間みんなは何も言わずに優しく私を包み込んでくれてた


「…………みんな、ごめん。もう、大丈夫!
泣いてスッキリした!」

マイキー「りこ〜。そこは『ごめん』じゃなくて
『ありがとう』だろ?」

「………-?!そうだね…みんな、ありがとう!」


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