第8章 中学生7
三ツ谷「….え?」
「なに?」
三ツ谷「りこ、今初めてって…」
「うん///最後まで?するの初めて…だよ?
エッチの仕方?知ったのも最近だけど…
って何言わせてんのバカっ!!///」
三ツ谷「…っうそ…だろ…?
マイキーとかと、もう最後までしてたんじゃねーの?」
「だーかーらー!私の中に男性器が入ったの初めてなの!」
もう、何回言わせんの///とぷりぷり怒ってるりこ
三ツ谷「…………」
俺が初めての人になれた嬉しさが込み上げてくると同時に
薬を使ってしまった事の罪悪感
行為中に経験済だと決めつけ
優しくしてあげれなかった後悔が入り混じる…
「タカちゃん?どうしたの…?」
三ツ谷「ごめん、りこ!
俺てっきりりこ経験済みだと思って
ちっとも優しくしてやれなかった…
初めての思い出が薬を使ってしたってのも
嫌なら思い出になるだろ…
しかも、初めての奴が恋人じゃないって…
本当すまねぇ…煮るなり焼くなりしてくれ」
頭を下げて謝る
俺が初めてになれたからって
浮かれてる場合じゃねぇ…
ああ、嫌われちまうかな…
「ははっ…確かにそうだね…
恋人じゃない人と何してんだろね…
タカちゃんは何にも悪くないよ?
私の方が…私が一番酷い…
誰かを選んだとして傷付く人を見たくないから、
自分が傷付きたくないから
なぁなぁの関係でいるのかも…
そう考えてたら、私がサイテーだよ…
だって、みんなは一途に私を思ってくれてるのに
私と来たらふらふらと…
だから、こんな私の処女貰ってくれてありがとう、タカちゃん」
三ツ谷「…本当に俺で良かったのか?
後悔してないのか?」
「後悔してないよ。」
三ツ谷「………」
後悔してない…か。
それでも、俺と付き合うって選択肢は出てこないんだろうな…
「…私決めた。」
三ツ谷「?」
「もう、これからは皆んなとエッチな事しない。
今日気付いたの…
誰かを選ばないってことは、誰も選べないってこと…
一番は自分が傷付きたくないだけってことだけど…
タカちゃんもごめんね?
タカちゃんの初めてがこんな私で…」