第8章 中学生7
「………んっ」
三ツ谷「起きたか?」
ぐいっと私の顔を覗き込むタレ目の優しい男の子…
「…タカちゃん?!あれ…私…寝てた?」
三ツ谷「ああ。寝息立てて寝てたよ(笑)」
「あー…そうなんだ…」
あれ?さっき私たちエッチしたんじゃなかったっけ…?
「あのー…タカちゃん?私たち…そのー…」
三ツ谷「…………ああ。ヤッた。」
「やっぱり?!あー!本当にタカちゃんごめんなさい」
パッと起き上がり土下座をしようとするも
自分が全裸のままだと気付き
布団で身体を隠したまま謝る
「あのね…なんて言っていいか分かんないんだけど
いきなり制御できない位むらむらしちゃって…
はしたないよね?本当にごめん…
でも、何故かいきなりそんな気分になっちゃって…」
恥ずかしさと自分がおかしくなったんじゃないかという不安で
目に涙が溜まる
三ツ谷「………ごめん。」
「え?」
三ツ谷「その、りこがむらむらしたのって
俺のせいなんだ…」
「いや、確かに出会った頃より
タカちゃんは格段にかっこよくなって
男なんだなぁと思ってはいるけど
私それだけじゃ発情しないよ?
そんな簡単に発情してたらたまんないよ(笑)」
三ツ谷「そういうことじゃなくて!
んー…話せば長くなるんだけど…ー」
八戒からもらった経緯
なんで自分がりこの飲み物に入れたか…
全て正直に話した
三ツ谷「止める暇がなかったとはいえ
りこに変なもの飲ませちまって
本当に悪いと思ってる…
りこから誘ってもらったって
おれが無理矢理断れば最後までしなかったかもしれねーのにな…
嫌われてもしょうがないと思ってる…」
「タカちゃんは罪悪感をちゃんと持ってくれてたなら
それでいいよ。薬のせいとはいえ
私も少なからずタカちゃんの事好きだから
身体を最後まで許したんだと思うし…
でも、初めての経験が薬の作用でエッチな
状態になってたなんて…///ほんっと恥ずかしい…///」