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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第4章 急接近




外へ出たゼンは、体勢を直しながら白雪の元へ行った。


「どうした

これから試験だろ?」


「うん!

ちょっと顔出しに」



「木々!あかね!

良かった、上手く会えたんだな」



「うん!」


「門で待ち伏せした」




「人攫いが出たようだな…」



3人のやり取りを聞き、白雪は連れてこられたのだと理解する。






ゼンは白雪へ向き直り、ニコッと笑いながら



「落ち着いてるか?」


「うん?

...........わりと?」


「わりとってお前……」


ギュッ…


白雪は、ゼンの手を握り…


「ーーー…うん!」


その手を離したあと、胸の前で拳を作り、何かを決意したような表情を浮かべた。


「................」


急に手を握られたゼンは顔を赤くして圧倒された。



そんなゼンと肩を組むようにミツヒデが寄ってきた。



「志願者みんな
試験期間中は
城にいるんだよね?」



「あ!はい!
泊まりがけで」



「試験何するんだろうなー

ゼン?」



「知らん」



そんな様子を見た白雪は、



「よし、じゃあ行ってきます!」




白雪は試験会場に向かい、4人はそんな白雪を手を振って見送った。


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