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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第2章 お出かけ






「さて

あかね。」



「殿下。」



「かしこまるのはやめろ

お前は帰ったら
しっかり報告してもらうからな?」


「はぁ…
分かりました。

いや、でもさ
本当に、白雪を危ない目にあわせて
すみませんでした」



「お前だって
あの男に連れていかれるところだったんだぞ?」


「まぁそうみたいだったけど…

でも、白雪を守れなかった。」



「全く…

その責任感は買うが

お前はもう少し自分を大切にしろ。

自分を考えられんやつは
俺のそばにいられんぞ」



「うん…ごめん。」


「無事でよかった」


「本当にありがとう、ゼン

…はぁ、この後、ミツヒデにも怒られるんだろうなぁ」



「はは!それは当たり前だろ!
木々も静かに怒ると思うぞ」



「うぅ…木々に怒られるのはやだなぁ…」



「諦めろ


さて

そろそろ木々とミツヒデが
来る頃だな


俺と同じで
城抜け出すの
得意なんだ」


「同じでって…
ゼン…」


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