• テキストサイズ

赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第2章 お出かけ





コトの街ーー…


「はーーっ

嬢ちゃん、珍しい髪色してんなぁ!!

こっちの嬢ちゃんはべっぴんさんだ!」

白雪とあかねを見た男が声をかけてきた。


「おれァ船乗りだから
大陸中行くけどよ

赤いのには会ったことなかったぜ!」


「ほーー
大陸中ですか!
いいですね!」


「何?!赤髪?!」


赤髪に反応して、2~3人の男が寄ってきた。


「ちょっと、見せ物じゃないんだけど。」


あかねが白雪の前に入ると

「お!べっぴんさんじゃねーか!
今夜どうだい?俺と…」


「おいおい!バカ言うんじゃないよ!
…俺とだよな?」


「ふふふ…
それで、なんで皆さん赤髪にそんなに反応するの?」


あかねは男たちをあしらいつつ聞くと


「だって、前にタンバルンで噂んなってたぜ!

馬鹿王子が見惚れて
掴み損ねた娘が居るってよ!!」


ぷぷぷと笑いながら言う男たちは
酔っ払って面白がっている様子だ。



「お嬢さんたち、今日はなんだい?
観光かい?」


「........だいたいそんな感じです」


「ちなみに、帰りの船って…」



白雪とあかねが男たちと話している姿を

後ろから見ている男がいたー…。



/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp