• テキストサイズ

赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第8章 甘い一夜 ※




「じゃあ、わたし部屋に戻るから。」


あかねはオビの部屋の扉に手をかけると、オビが後ろから抱きしめてきた。


「あかね嬢・・・大丈夫?」


昨日、急に部屋に来たものの、特に理由も言わなかったあかねに、オビは最後の確認のように聞いた。


「大丈夫。
しっかりしないと。

ゼンの幸せを、守っていけるように、強くならないとね!」


あかねはオビの方へ顔を向けると、いつもの笑顔を向けた。


「今のままでもあかね嬢は十分強いと思うけどね。
無理はしないように」


オビは困ったように笑うと


「じゃあ、無理してそうな時は、癒してくれる?」


「もちろん。」


あかねとオビはどちらともなく口付けをして、あかねは自分の部屋に戻った。


/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp