第8章 甘い一夜 ※
オビはあかねの両手を優しくベッドに縫いつけた。
あかねは顔を赤くしたが、オビは優しく笑いかけ、胸を揉みながら、唇を寄せた。
「っ!!あっ・・・オビ・・・あぁっ!」
片側を揉まれながら、もう片側の胸の先にオビの舌が這う。
強い快感があかねを駆け巡る。
「かわいい反応して・・・気持ちいいですかい?」
オビは嬉しそうに言いながら、胸の先に軽く歯を立てる。
「あぁっ!!んっ・・・それだめぇ・・・あっ・・・」
あかねはオビから与えられる快感をただただ受けるしかなかった。
「あかね嬢・・・今までもこういうことしてきたんですかい?」
「え?・・・んっ!何言っ・・・あんっ!」
オビの攻めを受けながら話しかけられるが、まともに答えられる状況ではないあかね。
「いや、こんなかわいいあかね嬢を、他にも見た事あるやついるのかなって」
オビは首筋を下から上へ舌を這わしながら上り、深く口付けた。
「んんっ!な、ん・・・でっ・・・」
キスの合間にオビに聞こうとするが、質問したくせに答えさせる気がないオビは、自分の舌をあらかねに絡めていた。
「もう、俺以外に見せたらダメですよ?」
耳元でそう言うと、あかねはビクッと大きく反応した。
「あれ、もしかして耳弱いんですかい?」
「そ、そんなこと・・・んぁっ!」
くちゅ・・・と舌を耳に入れると、あかねは悩ましげに声を上げた。
「ほんと、かわいいですね・・・」
そう言いながら、オビの手はあかねの内腿へと移動した。