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progress ~東リべ卍~R18~

第38章 rudder



数日後
佐野エマの葬儀が執り行われた。



「この度は…妹エマの葬儀にご参列いただき、ありがとうございます」


毅然とした態度でそう述べる万次郎と祖父に挟まれて、ランは生気が抜けたように涙を流していた。



「エマさんを好きでした…」


お焼香を終えたあと、
ドラケンが佐野家の祖父に頭を下げた。


「申し訳ありませんでした。
彼女を…守れなかった…」



「…そうか。お前も好いとったか。
あいつもきっと、浮かばれる。」


佐野家祖父は優しく笑った。



「っ…ぐっ……うぐっ……っ…」


床に額を擦り付けて泣いているドラケンの姿と、エマの笑顔の遺影を前に、東マンメンバー全員が涙を流した。




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