第35章 repel*

｢っ…んっ…待って、そんなつけたらっ…｣


｢は？なんか不都合なことあんの？｣


太ももに舌を這わせながら顔を上げ、探るように目を細める三ツ谷の色気に目眩がしそうになった。



｢っ…ないけどっ｣


｢じゃあ文句ねぇだろ｣


徐々に目が虚ろになってきてしまう。
ピリピリと体が痺れるような快感に変わっていく。


三ツ谷の熱い舌が、下の陰核に届き、
ビクッと反応してしまった。


｢あっ…んんっ…隆っ…ホントに嫌っ
明るすぎるっ…｣


強く脚を押さえつけられていて
全く抵抗が効かない。


｢やぁっ…あっ…ホントっ、やっ…待って｣


｢あ？何が嫌なの｣


｢だっ…明るくて恥ずかしっ｣


｢俺には全部見せてよ。
お前って俺の女だろ？｣


そう言ってぴちゃぴちゃと卑猥な音を立ててくる三ツ谷に対し顔を赤らめながら徐々に涙が出てきてしまい、ランは両手で顔を覆った。

もう本当に恥ずかしい…
死ぬほど恥ずかしい…


｢ん……も…や…イッちゃう…っっ｣


潤んだ声でそう言った瞬間、
ビクビクと体が震え、今までに無いくらいの快感に襲われた。

ぐったりするランの太ももにキスをしながら三ツ谷は、ランの卑猥な表情を冷たく見下ろした。
ランは三ツ谷のその冷徹な雰囲気の視線にまたゾクゾクと鳥肌が立ってしまった。