第34章 ratio*
「んあっ…隆っ……」
胸の頂きを柔く揉みしだきながら
下の蜜口に指を這わされた。
「喘ぐ声も可愛いな…相変わらずさ……」
くちゅくちゅと卑猥な音が鼓膜に入る。
羞恥を感じられなくなるほど、快感だけが自分を支配した。
優しくゆっくりと指を挿入され
一際大きな声が漏れてしまった。
グイッと指を折り曲げられたかと思えば奥の膣壁をトントンと叩かれ、目眩がした。
「…も……だめ……変になっちゃう…っ」
「はは…変になっちゃうのか。
それってどんな?」
三ツ谷は口角を上げながら愛撫の手を徐々に激しくし、小さく喘ぎ乱れていくランをじっくり見下ろす。
「…はぁ……マジ…最高… ラン…」
早く挿れたい。
思う存分抱き潰したい。
俺のもんだって実感したい。
しばらくしてランが大きく達してしまい、三ツ谷はランの呼吸が落ち着くまでゆっくりと頭を撫でていた。
「…大丈夫か?変になっちゃった?」
虚ろな表情でコクリと小さく頷くランがどうしようもなく可愛すぎてギュッと心臓を鷲掴みにされた感覚がした。
「ずっとランのこと抱きたくて抱きたくてしょうがなかったよ…」
ランの中に自身を挿れこませる。
滑りが良くてかなりスムーズに入った。
「んっ…はっ…ぁあっ……」
「俺…よくここまで我慢できてたよな…」
ゆるゆると律動を繰り返していく。
久しぶりの感触に、早くも頭が真っ白になってしまいそうになる。
「隆っ……」
「はぁっ……ん?」
「キス……したい…」
それだけ言って首に強く巻きついてくるラン。
三ツ谷は目眩を覚えながら瞬時に唇を重ねた。