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progress ~東リべ卍~R18~

第6章 recall





「もう…兄貴はいねぇんだ…だから……」



万次郎の潤んだ声が耳元で響く。

言葉に詰まっているのか、
嗚咽だけが響いた。



「うん…聞いてるよ、万次郎…」



優しく背中をさすって、
唇を噛み締めた。





「だから……
挫けそうな時、俺が俺でなくなりそうな時…
俺を叱ってくれ、ラン…」




「…っ……」






「兄貴のように…。」






その瞬間、また堰を切ったように涙が溢れ、顔がぐちゃぐちゃになった。




うん、うん、と何度も頷き、
声にならない声を上げた。





涙とともに2人で交わした口約束。






これ以来、万次郎もランも
1度たりとも涙を流したことは無い。
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