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progress ~東リべ卍~R18~

第29章 rapture



「わー凄い人の数だねー!」

「本当だぁー。三ツ谷くんたちも来てるのかな」


着物姿のタケミチと日向は
初詣に来たのだが、あまりの人の数に圧倒させられる。


「タケミっち!」


呼ばれて振り向くと、三ツ谷、ラン、八戒、柚葉、そして手を繋いでいる小さい女の子2人がいた。
みんな着物姿だ。


「七五三みてぇな着こなしだな」

三ツ谷にそんなことを言われてしまったタケミチに、ランは吹き出す。

隆が大人っぽすぎるんだよ…
着物の隆カッコよすぎる…
絶対誰にも負けない…

今日のランは心の中で
何度もそんな言葉を呟いていた。


「あれ?もしかして2人が噂の三ツ谷くんの妹?」

タケミチはニコニコしながらルナマナに近付いた。


「いくつー?天使だなぁ…」


「子供扱いすんなよ、アホ面」

「アホ面」


「え…?」


「美人好きー!」


そう言って日向に抱きついてしまい
タケミチは思った。

これってなんだかランさんに似てないか?!


「三ツ谷くんもランさんもどーゆー教育してんすか!!てゆーか俺のヒナだぞぉー!」


「お前よくそんな恥ずかしいセリフ声荒らげて言えんな?」


「あれ、でも隆もいっぱい言ってたよ?
俺の女に触んなとか、俺の女に何してんだとか、」


「あーあーハイハイ言いました!
少し黙れよお前っ!」


三ツ谷はランの手を掴むと、境内の方へと消えていった。


よかったぁ〜
2人とも相変わらず幸せそうで…。

タケミチは微笑みながらその光景を見つめた。
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