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progress ~東リべ卍~R18~

第28章 recollect*



タケミチはそのまま万次郎に連れられ、日向に会わせられた。


「俺不良だしっ…お父さんの言うことわかるし…もし俺のせいでヒナに何かあったらダメじゃん!俺、救って誓ったのにっ…」


振ってしまったことを
猛烈に後悔していたタケミチは涙を流して懇願するように跪いた。


「…?…救う?」


「ヒナぁあ〜絶対守るから!!
たとえ君が死んでもっ!」


「え?何言ってるのタケミチくん…」


「トラックに轢かれても…っ
足の感覚なくなっても…っ
何度でも!守るから!!
別れるのは…ナシにしてくんねぇかなぁっ…」


「………初詣…。」


「…え?」


「連れてって。」


「…え…それって…じゃあっ」


「仲直り。」


そうニッコリ笑って言う日向に
タケミチは子供のように泣いた。


そんなめでたしめでたしな光景を、
エマと万次郎、ドラケンは見つめ笑みを零す。


「女に弱くて喧嘩も弱くて、でもいざって時は頼りになる。ほんと、あの人みてぇだな、タケミっちは。」


「ああ。」

ドラケンの言葉に、万次郎は笑顔で頷いた。


「タケミっち!ちょっと一緒に走ろうよ!」


「え?ちょちょっとマイキーくん?」


あれよあれよと万次郎のバブの後ろに乗せられた。

…マイキーくんはやっぱ不思議だ。
みんなといる時は怖くて近寄り難いのに
こうやって二人でいると…なんか…
穏やかでなんでも話してくれそうで…
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