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progress ~東リべ卍~R18~

第27章 reflex



「くっ…俺だって…っ…俺だって!!
やれるんだ…!!大寿ぅぅう!!!
あああぁぁああ!!!」


八戒はなんと、ナイフを突きつけながら
大寿の方に走っていった。


「なっナイフ?!八戒ダメ!!!」


ランが急いで立ちはだかった。


ドッ!!


八戒のナイフを掴んで止めたのはタケミチだった。


「っ!邪魔すんなタケミっチ!!」


「わかんねぇのかよ八戒!
こんなことしたらお前…どうしようもない奴になっちまうんだぞ?!こんなんじゃねぇだろ、立ち向かうってことは!」


タケミチはハァハァと呼吸を荒く繰り返す中、
もしかしたら今のでランさんは死んでいたのかもしれない…?!
もしかしたら今ので回避できたかもしれない…?!

そんなことをグルグルと考えていた。


なんにせよ…
今のこの状況… ランさんも八戒もいる…
こうなった以上は仕方ない…
最悪の未来を変えなくては…!!


「八戒。立ち向かうってことがどういうことか
お前に見せてやる!!」


タケミチは大寿の前に1人で立ち向かい
拳を握って睨みあげた。


「あん?まだ懲りねぇのかクソガキ」


「まだ懲りねぇ…だと?
それだけが取り柄なんだよ!!
いくぞ大寿!!!!」


どごっ!!
バコッ!!
ドンッ!!


タケミチはいとも簡単にやられっぱなしだが、何度も何度も立ち上がっている。
もう顔が誰だかわからないくらいにボコボコだ。
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