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progress ~東リべ卍~R18~

第27章 reflex



バンッ!!!


「メリークリスマーーーース!!!」


突然の大声に全員が扉の方をむく。



「っ…!ランっ…」



満面の笑みのランが立っていた。
しかしその笑みは、完全にブチギレていると三ツ谷には分かった。




「なんっ…で…」
(どうしてだ!?ここに来たってことは…
ランさん死んじゃうかもしんない!)

タケミチは一気に正気を戻して立ち上がる。



「ランさんどうしてっ!!」

千冬も顔面蒼白になる。



「稀咲がねぇ〜教えてくれたんだ〜」


そう言いながらつかつかと歩いてくる。


その言葉に、タケミチも千冬も目を見張った。


稀咲は柚葉だけでなく、ランのこともけしかけていた?!

こうして東マンを荒らしてマイキーを堕として乗っ取るのが目的だったんだ!!


ランは
血塗れの三ツ谷をチラと見てから
再度、大寿たちの方へ視線を移した。


「人の男に何してくれちゃってんだよ?♡」


ランはまだニコニコ笑っている。



「ハハハハ!てめぇの男だったのかぁ?
どーりでなかなかしぶとかったわけだ!
なぁ月乃よぉ?!てめぇが黒龍くんならてめぇの男だけは殺さないでおいてやるよ」


「冗談言うなよ」


ランはニコニコしながら歩き出した。



「大事な人との聖夜の時間、返してくんない?」


大寿に近付きつつ、
ランの拳は怒りに震えている。
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