第27章 reflex
「どーだー?俺の情報は?
10万の価値はあったろー?」
そう言って現れたのは九井一。
「タカちゃん!!タカちゃん!!
どうしようタケミチ!!
タカちゃんがっ!!!」
乾 「当たり前だ。思いっ切りぶん殴った。」
大寿「ハハハハハハ!!さすが乾!!
このまま全員ぶち殺してやれ!!ハハハハ」
タケミチ・千冬「何してくれちゃってんだこのやろぉぉおおお!!!」
「待てお前ら。俺は平気だ」
「「三ツ谷くん?!」」
「だからちょっと落ち着け。」
そう言いつつも、三ツ谷はよろめいて
床に座りこんでしまった。
「冷静になってよく聞け。
状況は絶望的だ。大寿はバケモンだし、あとの2人も恐らくめちゃくちゃ強ぇ。それに対して俺らは、千冬はボロボロ、俺は動けねぇ。ピンピンしてんのはタケミっちだけだ。
でもここで負けたら柚葉はもっと酷い目に遭う。殺されてもおかしくねぇ。」
「大丈夫ですよ!マイキーくんたちが来てくれる!」
「……タケミっち…お前…マイキー呼んだのか?」
「…え?三ツ谷くんが呼んだんじゃないんすか?」
「俺は八戒を助けるために1人できた。東マンとは関係ねぇ個人的な問題だ。俺ら3人で柚葉を守るぞ」
その言葉に、タケミチは絶望的になった。
「お前に全部背負わす気はねぇ。
お前と千冬は邪魔な2人を足止めしてくれれば。
大寿は俺がやる。」
「そんな体じゃぜってー無理だよ三ツ谷くん!」
千冬の言葉に、タケミチも立ち上がる。