第23章 rebel
目を開けた時には病院のベッドの上だった。
しかも…
視界に入ってきたのは三ツ谷
ではなく
万次郎…
でもなく
ドラケン…
でもなく
なんと……
半間修二だった。
窓際に座って本を読んでいる。
驚愕しすぎて一瞬固まった。
まさかと思ってキョロキョロ視線だけ走らせるが、
なんと本当に半間と二人きりだった。
ありえない!!!
何をどうやったら
こんなシチュエーションになんの?!
誰の仕業だよ!!!
わざと?!
え?!
みんなは?!
そもそもここは病院?!
頭がまだクラクラしていて
しかもズキズキと痛い。
ここまでの記憶がない。
そもそもどうやってここまで来たのか…
黒龍の連中や大寿のことも、
今はところどころしか思い出せない。
「あっれっ?!あれあれあれぇぇ〜〜?
姫のお目覚めぇ〜?」
バッと視線を戻すと、半間が不敵な笑みでこちらを見ていた。