第21章 rise*
「も…いいよ離して。
じゅーぶん気持ちかったから…っ」
そう言って頭を押し剥がそうとするが、
なぜだかランが離れてくれない。
「ちょっ…おいっ…もういいって…」
それどころか、スピードが速くなっている。
本気でこのままじゃヤバいと思った。
「な、なぁっ?…も、出ちゃ…
出ちまったらやべぇ…っからっ…くっ」
ああ!もう無理!!ダメだ!!
「っぐ…っはあ…っラン!出る!」
ビュククっと欲が弾け飛び
ランの口内に勢いよく放たれた。
あまりの快感に一瞬本気で天国に昇ってしまったように感じた。
三ツ谷は肩で息をしながら急いでランからそれを抜き取り、近くに置いてあったティッシュを大量に渡す。
それを受け取ったランがそこに白濁液を出した。
「すごい…大量だった…」
「はぁ…だろうな…
つーか悪ぃ…口に出すつもりは…
なかったんだけど…」
罪悪感が一気に押し寄せてきて
三ツ谷は息を荒く吐きながら額に手を当てた。
しかしランは満更でも無い様子で笑っている。
「私がわざと離れなかったんだもん。
気持ちよくなってくれたならよかったぁ…」
「っ… ラン…お前さ……」
三ツ谷は複雑な心境を噛み締めながら再度ランを押し倒した。