第16章 rational
「問題児はいらねぇんだろ?マイキー」
「場地!!」
「え…うそ…圭介?」
「辞めてやるよ。
壱番隊隊長、場地圭介は本日をもって東マンの敵だ」
フッと笑って長い髪をたなびかせ
歩いていく場地をランが追いかけて行く。
「待ってよ圭介!!!」
その2人の背を見つめながら、
「ハハ…荒れてんなぁ、東マンは。」
稀咲がニヤリと呟く。
「待ちなさい圭介!!」
「おいランっ」
三ツ谷の呼び声は全く耳に入っていない様子で一目散にランは追いかけていってしまった。
タケミチはハッとした。
圭介…?
どっかで聞いたことあると思ったら…
もしかして
未来のランさんが言ってた人って……