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progress ~東リべ卍~R18~

第15章 relent*



ラストスパートをかけるように三ツ谷の腰の揺れが速くなった。

「あっ…んんっ…」


「んっ…は…… ランっ…
ごめんちょい激しくっ、する……耐えて…」


ギュッと抱きしめながら腰を引き寄せられる。
結合部から卑猥な音が鳴り響き、互いの体に汗が滲んだ。


「っは、ぁ…っ…も、ダメだっ…」


「んんっ、いいよ、隆っ…」


その瞬間…

うっ…と短い呻き声が聞こえたかと思えば、三ツ谷の動きがピタリと止まり、肩で呼吸を繰り返していた。


ランも全身で息をしながら目を瞑る。


自分の中からずるりと三ツ谷が出ていったのが分かった。


「俺…さ……お前のこと…
すげえ大事に抱きてぇと思ってたのに…
やっぱ結構ムズかった…悪ぃ…」


「え?そんなことな……すごく優しかったよ?」


「はぁ…いや…マジで平気だった?
俺…正直なにもかも…不安だったんだけど…」


「そんなの…関係ないよ…
だってすごく…幸せだったから…」


それ以上はいらない。

本気でそう思った。


その言葉に、三ツ谷は安堵したように目を細めた。


「… ラン…ありがとな」


女として大事なものを
自分にくれたことがとてつもなく嬉しい。



「え…それは私のセリフ…」


「大事にする…。ランのこと…」


三ツ谷に吸い寄せられるように唇を塞がれて
2人同時にゆっくりと目を閉じた。


言葉で言い表せない感情が迫ってきて、
互いに胸がいっぱいになっていた。



「私たち、また1つ大人になっちゃったね」


「だな…」


照れたように笑うランに
三ツ谷も幸せそうに笑った。

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