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progress ~東リべ卍~R18~

第15章 relent*



日向の葬儀が終わり、
項垂れる直人とタケミチは茫然としていた。


「千堂敦について調べました…
今回の彼は結婚もして子供もいました。」


「アッくんが?!
じゃあなんでっ…家族がいるのにこんなこと」


「家族は現在行方不明です。
恐らく家族をダシに脅されていたんでしょう」


鼓動が跳ね上がり、目を見開いて生唾を飲み込んだ。

またそこまで凶悪になってるのか?!
東マンは…


そういえば…なんであそこに半間がいたんだ?!



「結局僕らは、なにも変えられなかったわけですね…何をやっても無駄。結局、運命は変えられない…」


「それは違うぞ直人!
ドラケン君たちを救っても何も変わらなかったのは、それが原因で東マンが凶悪化したわけじゃないってことだ!!」


タケミチは強く拳を握った。

めそめそしてても何も変わらない!



「ヒナが目の前で死んだ時、
燃え上がる炎を見ながら、1つわかったんだ。
元を正さなきゃダメだってことが。」


「…元を?」



「東マンを潰す!!」


タケミチは強く言い放った。
直人は目を見開いている。


「そのために俺が、東マンのトップになる!!」


「……そんな…無茶な話…」


「無茶でいい!!
ヒナを救えるなら、どんな無茶でもする!!!」




日向がしていたクローバーのネックレスを握り締めながら、涙をこらえた。
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