第13章 regret
「あー…しんど…」
「こっちは片付いたぞ〜」
三ツ谷、場地、スマイリーやムーチョたちの乱闘はほとんど終わってきていた。
「おい三ツ谷、ランはどうした」
「さっきドラケンとタケミっちを追いかけて行ったよ」
そっちの方がここにいるより安全だと思ったからそうさせた。
そのままドラケンと病院に行ってくれればと思ったのだ。
場地も同じことを思ったのか、何も言わなかった。
「マイキーは?」
「あっち。」
場地が指さす方向を見ると、
万次郎と半間が向かい合っていた。
結局まだ決着がついていないようだ。
「ハハッ。やっぱダリィなマイキー
息も上がってねーのかよ。バケモン?」
「うっせぇ。早く死ね。」
その時、パトカーの音が聞こえてきた。
「半間さん、そろそろ…」
「…おう。
マイキー!!
もうすぐ関東最凶の暴走族連合が誕生する!!
芭流覇羅(バルハラ)だ!!!
俺はバルハラ初代副総長、半間修二。
覚えておけマイキー!
この先、東マンに未来はねーぞ♪」
そう言い捨て、半間は去っていった。