第13章 regret
キヨマサを気絶させることは出来た。
しかし、残りの奴らが迫ってくる。
その時…
「「溝中五人衆参上!!!」」
アッくんたちが駆け付けてきた。
「なぁにメソメソしてんだよ!泣き虫のヒーロー!」
「みんなっ…!!」
「俺たちだってやるときゃやるんだよ!!」
「なんだこいつら。馬鹿すぎるな」
「カス共が群れたからってよォ
なにができんの!ハハハっ」
みんなボコボコにされていく…
でも…決して諦める姿勢は見せない。
何度でも立ち上がる。
初めてここに来てから、
何も上手くいかなかった…
でも!
「無駄なことしてんじゃねぇぞザコ共がぁ」
ドゴッ!!
無駄なこと…?
たとえ…それでも…
「引けねぇときが、あるんだよ!!
なぁ?!タケミチ!!」
あの時の言葉を
アッくんが叫んでくれた。
パトカーと救急車のサイレン音が近づいてくる。
「やべえっサツだ!!」
「バックれるぞてめぇら!!」
「キヨマサくんは?!」
「放っとけ!!」
みんな…ありがとう。
俺たちの…勝ちだ!!