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progress ~東リべ卍~R18~

第12章 reconcile






「キス…されたの…」



ランのその言葉を聞いて、
万次郎は天井を見上げたままピクリと片眉を動かす。




「なのにね…振られたんだ。
私のこと、大事な仲間以外の何者でもないんだって。
他に好きな子もいるみたいだし。」



「・・・」



「別にね、それならそれでいいんだよ。
でも…だったら…
なんでキス…したのって…思って。
期待しちゃうじゃん…」



出てくる声はか細くて弱い。

なんだか本当に女の子って感じで嫌だなと思った。

ランは自嘲気味に口角を上げた。

こんな話、万次郎はどう思ってんだろ。
バカみたいな話だと思ってるよな。
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