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progress ~東リべ卍~R18~

第11章 radiant




「いつか、俺のデザインしたドレス着せてぇんだよな。
んでもしも…俺のもんになったらさ、いっぱい甘やかしてやりてぇんだ。
ガキの頃からきっと、甘えるとかそういうのずっとなかっただろうから。
でもぶっちゃけそれは俺も同じで…付き合ったらきっと、俺が1番甘えちゃうと思うんだ。
それが多分その子の負担になる。
忙しくていつも大変な子なのにさ…」



気が付くと次から次へと
言葉が出てきてしまっていた。



あ…!
何言ってんだ俺。ベラベラと!

ランが困ってんじゃねぇかよ!




「あー悪ぃ。今のは」

「うまくいくといいね」



……え…?



「三ツ谷くんの恋、うまくいくといいね!
そんなにいい子なら、きっとどんな三ツ谷くんも受け入れて、幸せにしてくれると思う!」



満面の笑みで言うランに、
三ツ谷の胸が締め付けられた。





「だって三ツ谷くんは、そんなにも優しいんだから!」







ランが帰ったあとも、
チリチリと熱を帯びたその痛みは消えなかった。




ただただランの
傷ついたような笑顔の残像だけが脳裏に焼き付いていた。
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