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progress ~東リべ卍~R18~

第11章 radiant



「どぉりゃぁああーっ!」
「ふん。なかなかやるな」
「っしゃあ見たか?!俺のピンアクション!」
「だがこっちも負けてねぇからな!」


あまりにも騒がしい声が
向こうのレーンから聞こえた。

「うっさいな。なにあいつら…。」


そう言って舌打ちする柚葉の目線の先を見ると、
なんとそこには…


東マン肆番隊の隊長副隊長双子コンビのスマイリーアングリーこと河田兄弟と、
そしてその隣のレーンには……


「えっ?…あいつらって……
灰谷兄弟じゃない?」


兄の蘭と弟の竜胆…灰谷兄弟。

特定の暴走族を作らず、2人で六本木を仕切っている。
年齢は、自分らより2つ上だ。
顔が広く、一声かければ100人以上の不良が集まるとされるカリスマ兄弟として有名だ。

かつて「六本木灰狂戦争」にて、当時都内最大の暴走族チーム「狂極」の総長・副総長を相手に戦い圧勝。弱冠13歳にして、六本木一帯の不良のトップに立った。
竜胆に関節技をかけられ、蘭に顔面を執拗に殴りつけられた相手の副総長は死亡したらしい。


そういった情報をランは知っていた。


「ていうか…どーなっちゃってんの?」


「スマイリー君もアングリー君もあいつらと勝負してんのかなー」


「えぇ?!」


八戒の言葉に目を見張る。

しかし確かに4人は違うレーンではあるが
明らかに敵対心剥き出しにしてボーリングをしている様子だ。
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