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progress ~東リべ卍~R18~

第10章 return



場地は家からすぐに出てきてくれた。


「あ!圭介!!よかった〜いてくれて〜
ぷぷっ!ガリ勉君スタイルじゃん〜」


「なんだお前。俺のお勉強を邪魔しに来たのか?」


「お邪魔しマース」


場地の七三分けに結んだ髪と眼鏡姿はめちゃめちゃウケるのだが、ランは笑いをこらえながら勝手に上がり込んだ。


「つぅかなんなんだよこの大荷物は」


「あのね〜いろいろ買ってきたんだよ〜!
(てゆーか買ってもらったんだけど)
どら焼きでしょ〜ミルクレープでしょ〜シュークリームでしょ〜それからねー…あぁそうそうレのつく物がなくってさー」


「は?レ?…レアチーズケーキとか?レーズンサンドとか?」


その言葉に、ランはハッと目を見開いて場地の肩に手を置いた。


「…それだ!!それだよ圭介!!
なんで知らせてくれなかったのーーー!!!!」


「あん?知らねーよ。」


「圭介って意外とオシャレなもの思い付くね」


「てめ…っ…来てそうそう喧嘩売ってんのか」


「あれ?私ファンタなんて買ったっけ…」


「まさかファ?…つーかよ、お前の好物ばっかかよ。菓子パーティやんならここじゃなくていいだろ、家でマイキーとやってろや。」


その言葉に、ランはあからさまにドヤ顔をした。
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