第8章 resist
「なんだテメェら?!」
「どこ中だコラ!」
「女まで連れていいご身分だなぁ」
「「・・・」」
3人は周りを無視して歩いていく。
しかし男にはランが挑発的な視線で睨むため、通りすがる生徒たちは煽られていた。
「おいおいなんなんだその目はっ」
バゴンッー!
「うはっぁ"!!」
ランによって一瞬でノされてしまった。
「おいーラン…他校なんだから少しは耐えろよ〜」
「うるせぇよ…」
「っ…。もうキレてるし…はぁ…」
ドラケンは諦めたようにため息を吐く。
「この女っ!ちょーしに乗りやがって!」
ランに迫っていく男の襟を、万次郎が掴んで引き寄せた。
「俺の女に指1本でも触れたら、殺すよ♡」
目と鼻の先でニッコリ笑われ、その圧倒的な威圧感にタジタジになっていると、そのまま万次郎によって遠くに投げられた。