第6章 *甘い匂いに誘われて♂(セトとカノ)オメガ
『っ‥んっ‥』
「ここ凄いことになってるね
そんなに触ってないのに、びんびんじゃん」
「乳首さわっただけで何回イくんすか?」
左にセト右にカノ。
部屋にはネットリとした水音が響きわたる。
キドやマリーの部屋にまで届くことはないけど、部屋の前を通られたら俺が何してるのかわかってしまうだろう‥それなのに、二人の手は止まるどころが俺の気持ちいい敏感な箇所に触れる。
『み、見つかっちゃたら‥どうするんだ!』
「良い性教育‥でいいんじゃない?‥Ωは3ヶ月に一度発情するわけだし」
「辛いっすよね‥でも、俺にここ噛ませてくれたら楽になるっすよ?」
いつの間にか身ぐるみを全てはがされ、一物に軽く触れながら
俺の首すじにそっと手を滑らせる。
黒色の首輪が俺をαから守ってくれる。
これが外れたら、こいつらと番になるか‥どこかで知らないαと番になるのか‥そう考えただけで悪寒が背中を走る。
ぶわっ‥
「っ‥もう、駄目っ」
「匂いが強くなってるっす」
『?!っはぁー‥っっん!』
先ほどまで余裕の表情見せていた二人だったが、表情は一変
今は獲物を狙うような野獣の目で俺を見ていた。
ギラギラと輝く四つの視線が俺に注視され、Ωのフェロモンが強くなったようにαのフェロモンも誘引されまるで、全身が性感体になったかのように触れられただけで反応する。
『っ、や、やめっ!!』