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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第48章 現代を楽しもう! ❀龍の眠る場所 R-18❀


謙信「だが、お前が寂しいと言ってくれて嬉しかった」


身体を離すと、舞は涙ぐんでいた。
それ程に寂しかったのかと、俺が欲しかったのかと胸が熱くなった。

指でなぞり、涙を拭ってやる。


謙信「夏頃にも言ったが、無事に春日山に戻れたならすぐ祝言をあげる。
 このような夜を続けるのは耐えられそうにない」


(何の憂いもなく、お前と愛し合いたい)


つい先日まで出来ていたことができなくなり、湧き上がってくるような衝動にかられた。


謙信「愛しいっ。お前が愛しすぎ気が狂いそうだ!」

「ぁ……」


細い身体を加減なしで力いっぱい抱きしめた。
骨が軋んで痛かろうに、舞は少し呻いただけで何も言わなかった。


謙信「初めて身体を結んだ時からそうだった。
 言葉や態度でどんなに伝えても、愛しいという気持ちを伝えきれない。
 身体を繋げてもなお気持ちはおさまらず、お前のナカに注いでやっと静まるのだ」


それができない今夜、愛しいという気持ちが発散されず身を焼くような苦しみに襲われる。
欲を吐き出しただけではこの熱は静まらない。


謙信「何に憚(はばか)ることなくお前を愛していると全身で伝えたい。
 子を作るために交わるのではなく、お前を愛したいのだ」


柔らかな頬に手を滑らせると舞が目を伏せた。まつ毛が濡れて光っている。


謙信「そうして交わした想いの先に子に恵まれたなら、この上なく幸せなのだろう。
 共に歩むためにしばしの辛抱だ」


舞の目に新しい涙が浮かんだ。


「ごめんなさい、さっきは一時の感情であなたを求めてしまって。
 謙信様はこんなにも私のことを想ってくださっているのに」

謙信「舞が自身を攻める必要はない。愛しい者と繋がっているのだ。欲しいと思うのは当たり前だろう?
 ワームホールが開く特殊な状況でなければ、俺はお前が望むままに注いでいただろう」


我慢するのは今だけだ。
時を超え、向こうに着いたら存分に愛してやりたい。

汚れた下腹をティッシュで綺麗にふき取ってやる。

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