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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第47章 現代を楽しもう! ❀デート編❀


謙信「っ、一瞬舞が悪女に見えた。
 …俺の隣にいて転ばせるようなことは絶対しない。
 足が痛くなったら遠慮なく言え」

「悪女は酷いです、謙信様。
 今日はそんなに歩かない予定なので大丈夫だと思いますが、よろしくお願いします」


靴ずれ対策もばっちりだし、履きなれた靴だけど…しっかりと謙信様の腕に掴まる。

いつもなら龍輝か結鈴が間に入ってきてしまうけど、今日はその二人も居ない。


(龍輝、結鈴、今日だけごめんね)


ついさっき保育園に預けてきた二人に謝る。


「こちらでのデート、楽しみましょうね。
 戦国時代に戻ったら謙信様はお忙しいでしょうけど春日山城下を逢瀬してみたいです」

謙信「もちろんだ。お前のためとあらば時間などいかようにも作ってやる」


前を向いて歩いていた謙信様が笑みを浮かべて見てくる。

ヒールのおかげで謙信様のリラックスした表情がいつもより近くで見られた…。


(顔近い…ヒールにして正解だったかもっ!)


よこしまな考えを抱きながらつかまった手に力を込める。

この時代のデートを経験すべく私達は歩き出した。


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