第42章 現代を楽しもう! ❀山梨編❀
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(姫目線)
「はい、着きました。皆さん、少しだけ私の買い物にお付き合いくださいね」
山梨に行くなら…と個人的に時間があったら行きたい場所があった。
まだワインの香りを漂わせた3人と、結鈴、龍輝が車からおりた。
謙信「ここは菓子屋か?」
「ふふ、正解です。県内ならお土産処に行けば売っていますが直営店に来たくて…」
佐助君はお店の看板を見ただけで察したようだ。
佐助「ここのお菓子はぜひ信玄様に食べてもらいたいな」
信玄「俺に?」
「ええ、ぜひとも」
佐助君と目を合わせてフフッと笑うと信玄様も頬を緩めた。
信玄「二人がそういうならぜひ食べてみたいな。さあ、中に入ろう」
古風な佇まいのお店へと、皆と一緒に足を踏み入れた。